仕事から帰ってきた後、シャワーを浴びたりお風呂に入ったりしますよね。お風呂上りについついドライヤーをかけるのが面倒臭くなってしまって、自然乾燥でいいかぁ・・・ってなってしまう時もあるかと思います。
ドライヤーを使うと髪が痛むってこと聞いたことがあるかもしれませんが、確かにドライヤーを長時間使ったりオーバードライ(乾かしすぎ)してしまうと、髪や頭皮に負担がかかって熱によるダメージで髪の水分量が減ってしまうので良くないのですが、自然乾燥のみで乾かすのはもっとおすすめできないんです。大切な髪を守るために正しい乾かし方と保湿ケアをしましょう。
髪の自然乾燥は、いくつかのトラブルを引き起こす可能性があると言われています。
①濡れた状態で放置することで、雑菌が繁殖しやすくなってしまう。
②濡れた状態で横になることで、枕やタオルとの摩擦によりキューティクルが傷ついてしまう。
③吹き出物や頭皮の痒みの原因になってしまう。
④嫌な臭いや皮膚炎の原因になってしまう。
などのトラブルの原因になってしまいます。
髪や頭皮のトラブルを起こしてしまっては、美髪から遠ざかってしまいますのできちんとケアしたいですね。
濡れている時の髪はとても無防備な状態で、普段閉じているキューティクルも濡れている時は開いている状態にあります。
外部からの刺激に対して、より過敏に影響を受けやすい状態になっているということです。
また、髪が濡れている状態のまま外に出ると紫外線の影響を受けやすく、キューティクルのへのダメージも大きくなってしまいます。
空気中には様々な雑菌が漂っており、濡れている状態ですと雑菌も付着しやすくなり、臭いの原因やさらなる最近の温床になりやすくなってしまうんです。
髪や頭皮も生乾きだと嫌な臭いを発してしまいます。
生乾きの洗濯物をイメージして頂ければわかりやすいのではないかと思います。
30分以内に乾ききるなら問題ないと言われてはいますが、なるべくなら自然乾燥は避けたほうがよろしいかと思います。
実際どのような乾かし方が髪には良いかと言いますと、タオルドライとドライヤーの2つの方法で乾かすと髪の保湿につながるかと思います。
タオルドライのやり方
①洗髪後、根元から毛先に向かって両手でぎゅっぎゅっと絞り水気を切る
②清潔なタオルを用意する
③包み込むように優しく髪を挟み、ポンポンと叩くイメージで水分を取る(なるべくこすらない)
ドライヤーのやり方
①タオルドライを丁寧に行っておく
②地肌から乾かしていく
③温風と冷風を使い分ける
タオルドライの時は、髪をなるべくこすり合わせないことが大切になってきます。
こすると摩擦が発生し、キューティクルにダメージを与えてしまうので、気をつけていきたいポイントですね。
また、ドライヤーは頭皮や根元から乾かすのがポイントで、根元が乾いていくと熱の伝達によって毛先も自然に乾いていきます。
それと、温風の後に冷風を当てることが重要なのは、完全に乾かそうとしてドライヤーを当ててしますと、熱ダメージを多く受けてしまいやすいため、あと少しで乾ききるタイミングで冷風に切り替え、髪全体の熱を下げてオーバードライを防ぐこともできます。
冷風を当てることで熱で開いたキューティクルを閉め、髪に自然なツヤを出してくれる効果がありますので、ぜひ試してみてください。
髪のことでわからないことや質問などがありましたら、お気軽にご相談下さいね。